Meet Our People 05
パラリーガル(不動産)
文理学部卒業 2015年度 中途入所

法的観点から「不動産」を見る面白さ
活躍の場は広く、専門性が磨かれます

不動産パラリーガルとは、弁護士の指示・監督のもと、主に不動産分野に関連する法律関係書類などの調査及び作成を行う職種です。業務の大半を占めるのが不動産デュー・ディリジェンスと呼ばれるもので、具体的には、担当物件に関する登記・契約書等の収集、レポートのドラフト作成、不動産関係の法令についてのリサーチ等があり、最近は、太陽光発電設備について調査することもあります。さらに、不動産投資法人に関する情報開示資料の作成・検討など、まさに幅広い業務を取り扱っています。

不動産と聞くと、あまりなじみがないと思われるかもしれませんが、実はとても身近で、住居をはじめ、職場、外食、ショッピング、旅行などを通じて、私たちは頻繁に利用しています。普段何気なく利用している不動産がどのように成り立っているのかについて、法的な観点から、多くの人が関わったさまざまな書類を精査していくというところに、世界が広がる面白さを感じています。

そのような意味でも、不動産パラリーガルという職種は活躍できるフィールドが広く、また、専門性が高い職種であるため、失敗を重ねながらも習得した知識と経験は、私自身の強固な地盤となっています。

AMTの環境がパラリーガルとしての成長を後押ししてくれます

私は大学を卒業後、都市銀行に数年勤めた後、別の法律事務所にて弁護士の秘書業務及び裁判所事務を経てAMTに入所しました。これまでの金融機関、法律事務所での経験をベースに、多くの案件に触れられる環境の中で専門性を身に付けられるという点に加えて、業務内容と面接時に聞いた不動産の話に非常に興味を持ったというのが、入所を決めた理由です。私は法学部出身ではなく、またパラリーガルの経験もありませんでしたが、そのような私でもパラリーガルとして働くことができているのは、ひとえにAMTの環境のおかげです。先輩達からの丁寧で根気強い指導の他、弁護士からも、法律知識だけでなく、パラリーガルとしての仕事の進め方などのアドバイスをもらったり、どのようなパラリーガルになればより役立つことができるのかを、多忙な中で教えてもらったりもしました。その他、所内ではスタッフ向けの研修もありますので、それらを通しても知識の習得やブラッシュアップを図ることができます。

私たちが不動産デュー・ディリジェンスで扱う不動産は、今回は住居、次はホテル、その次は商業施設、更にその次はオフィス……といった具合に毎回異なり、権利関係も案件、物件毎にさまざまです。もちろん、自ら日々勉強し、知識を習得していく姿勢は必要ですが、各案件に毎回興味を持って接しているうちに、おのずと法律や不動産の知識が蓄えられていくと思います。また、開示書類の作成や検討にあたっては、法令改正のチェックや不動産市場の状況把握など、常にアンテナを張っておくことも必要です。そのためか、電車の不動産広告や建設現場の看板につい見入ってしまうこともしばしばです。

チームワークを求められる仕事、だからこそコミュニケーションを大切にしています

現在、AMTには約10名の不動産パラリーガルが所属しています。新卒入所に限らず、他の法律事務所から来た人もいれば、不動産会社から転職してきた人もいるなど、顔ぶれはさまざまです。みんなで協力し合いながら、日々の業務にやりがいをもって取り組んでいます。年齢もまちまちですが、かっちりとした上下関係はなく、互いに遠慮なく意見を言い合い、困ったときには助け合う関係です。私たちに仕事を依頼するパートナー弁護士も、法律とビジネスのプロフェッショナルであることはもとより、優しくて面倒見が良いので、職場はいつも和やかな空気です。

私たちの仕事は、弁護士やスタッフと綿密にミーティングを重ねながら、10名単位で一丸となって進めていくことも多いです。小さなことでもパラリーガル間で疑問や問題を共有し、後々のためにもそれらは早めの段階で払拭するようにしており、それでも解決しない場合に弁護士に質問することもありますが、全員が真摯に向き合ってくれます。知識を習得し、経験を積んでいくにしたがい、重要なパートを任される局面も出てきますが、難しい案件や大型案件で任される部分が多いほどやりがいがあり、その責任を果たしたときの喜びと達成感はひとしおです。

信頼される不動産パラリーガルになるために

私たちが確認、作成、提出する書類の中には、クライアントやその関係者のみならず、広く世間一般の方々が目にし、それに基づいて投資判断や投資行動がなされる種類のものも多くあります。したがって、例えば数字が一桁異なるといった明らかなミスはもちろん、類似の用語も多い金融専門用語に関し、その道のプロが見れば取り違えていることが明らかである、というようなミスも避けなければなりません。そのため、常に緻密さと集中力を持って取り組むことが不可欠の業務といえます。

その一方で、不動産パラリーガルは、他のパラリーガル職種と異なり、クライアントと直接やりとりする場面が比較的多くあります。調査対象となっている不動産の現地調査を行うために、1日単位で外勤することや、お客様と直接メールや電話で応対する機会もあり、お客様との円滑かつ気持ちの良いコミュニケーションがとても重要となります。したがって、社交性や想像力も兼ね備えた人に向いている職種と言えるかもしれません。私たちパラリーガルは、対外的にはあくまでも弁護士の裏方ですが、半年後、1年後にお仕事を偶然ご一緒するクライアントが名前を覚えていて下さったりすると、とても嬉しいものです。

その他、法律や不動産に関する知識はあるに越したことはありませんが、未経験でも、文章を読んだり書いたり、また物事を調べたりすることに興味がある人であれば、きっと活躍いただけると思います。加えて、知的好奇心と責任感があれば、より良い仕事ができるのみならず、周囲が一層協力してくれることでしょう。

私は、整った設備、執務環境、そして温かくすばらしい弁護士やスタッフに囲まれたこの職場がとても気に入っています。まだまだ勉強することはたくさんありますが、日々キャリアを積み重ね、専門性を磨き、目標とする先輩達が私を指導してくれたように、より自信を持って後輩に伝達していけたらと思っています。

※この記事は2017年3月時点の内容を基にしています。

パラリーガル(不動産)の1日の流れ

09:00
始業
昨晩から今朝にかけて届いたメールをチェック。案件の進捗状況を把握しつつ、クライアントや弁護士への対応作業を1時間ほど。
10:00
報告書の作成
不動産に関する契約書、各種書類を読み込み報告書や照会書を作成。
この作業が1日の半分以上を占めることも。
12:00
お昼休み
不動産パラリーガルの同僚とともにランチへ。
13:30
外出
登記簿を取得するため法務局に外出。
14:30
弁護士と打合せ
明日の現地実査での留意点、調査の優先順位等を確認するために、弁護士と打合せ。
15:00
スタッフと打合せ
新たな大型案件を受任したため不動産パラリーガルで打合せ。分担や内部スケジュールの他、具体的な進行手順を調整。
16:00
開示書類チェック
東京証券取引所に提出する開示書類や投資家に公表する各種書面を慎重に確認し、修正・コメント。
17:30
報告書の作成
午前中に始めた報告書作成業務の続きに取りかかる。
途中、クライアントからの問い合わせ電話にも応対。
19:30
業務終了
繁忙期ゆえ、この日は2時間の残業。
明日の準備を終えたら退所。
2001年
文理学部哲学科卒業
数年の都市銀行勤務、法律事務所勤務及び裁判所勤務を経て、転職
2015年
当事務所にパラリーガル(不動産)として中途入所

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