Meet Our People 06
パラリーガル(不動産)
法学部法律学科卒業 2018年度 新卒入所

不動産にまつわる人や物語の面白さに触れる

AMTを志望する際、不動産パラリーガルを選択する決め手となったのは、「普段何気なく使っている建物にどんな人たちが関わっているのか、建物の裏側にあるストーリーを見られることが面白い」という面接での弁護士の一言でした。その言葉になにか感じるものがあり、不動産パラリーガルの道へと進むことを決心しました。

不動産パラリーガルには大きくふたつの業務があります。主に私が担当するのは不動産デュー・ディリジェンスと呼ばれる、不動産のリスク調査や法務調査、レポートのドラフト作成で、その対象物件はオフィス、ホテル、レジデンス、物流倉庫、ショッピングセンター、そして最近では太陽光発電について調査することもあり、まさに幅広い不動産を扱います。また、それに加えて、有価証券開示に関する有価証券届出書や有価証券報告書といった書面の作成を行い、金融庁が運営する「EDINET(エディネット)」経由で提出することも行います。

入所後しばらくは、目の前の業務を完遂することでいっぱいいっぱいでした。3年目くらいからは、不動産がどのように成り立っているのか、案件、物件ごとにさまざまな契約や権利関係があり、それぞれどのように交渉されるのかを知り、かつて面接で弁護士が話していた「面白さ」を感じる余裕がようやく出てきたところです。

未経験から一人前になるまで支える、チームの手厚いサポート

不動産パラリーガルには、前職を経てさまざまな専門知識を身につけている人が多く、また、法律学科出身者が多く在籍しています。そのため入所当初は、不安を感じていましたが、実際のところ、私をはじめとする新卒入所スタッフの多くは不動産に関する知識をほとんどもっていません。ありがたいことに、一人前になるまでには充実した新人研修がありますし、どんなに初歩的な質問にも、弁護士や先輩が丁寧に答えてくれますし、フォローをしてくれます。本当に優しい人ばかりですから、わからないことはしっかりと質問し、ひとつひとつ自分の中に落とし込めば、確実な成長につながります。

今でもよく覚えている研修のひとつに、新卒2名に対して1人の先輩がつき、先輩がクライアント役を、私たちがパラリーガル役を務める模擬的なデュー・ディリジェンスがありました。ここで取り上げたのは過去の実例で、実践を通して自分の未熟な点が浮き彫りとなり、とてもよい学びの機会になりました。1人で案件を受けもつようになってからも、しばらくの間は、弁護士へドラフトを提出する前にレビューしてもらったり、大型案件などで不安が残るときにもつきっきりで指導を受けるなど、先輩にはさまざまな場面で根気強く支えてもらいました。

また、業界の最前線で活躍している弁護士からレビューをもらえる環境にあることも、質の高い学びにつながっています。多忙にも関わらず、修正箇所に対してどういった修正をするべきかだけではなく、なぜその修正が必要か、ということも含めて丁寧な説明を添えてくれます。私にとって、それらは大切な教科書のようなものですし、レビューを次の案件に生かして、自分のなかで「生きた知識」として蓄積をしています。

そうして先輩や弁護士に育てられ、入所当初は、ドラフトをレビューに回せば赤字修正ばかりで戻ってきた私ですが、経験を重ねるにつれて雛形を使わず一から自分の言葉で書き上げた文章に全く修正が入らないページが増えていきました。はじめて修正なしのページがあった時には、自分の中で大きな成長を感じたものです。あらためて、弁護士や先輩の手厚い支えがあってこそ今の自分があると感謝の気持ちがあふれます。

弁護士とクライアントの架け橋として

先輩の背中を追いかけながら感じるのは、パラリーガルとは適切なサポートを行い、クライアントと弁護士の間をつなげる職務であること。対象不動産ひとつとっても大量の書類がありますから、すぐに見るべき資料とそうでないものを選別することも私たちの大切な役目ですし、見落としそうな細かいところまで拾いあげ、適切に共有することも大事です。また、クライアントや弁護士から質問がくればすぐに、かつ的確に答えられることも重要です。私自身、そうした対応を完璧にはまだできていませんが、いずれしっかり対処できるよう、わからないことはその場ですぐ解決し、自分の中で咀嚼し、どのように説明すべきか?を常日頃から考えています。

パラリーガルの心構えとして、先輩から教わったことのひとつに、書類に最後まで責任をもつことがあります。弁護士へのレビュー確認が済んだからといって業務をそこで終えるのではなく、まだ自分にできることがないかを考え抜くということで、たとえば、弁護士からの修正箇所を他のドラフトや項目でも反映できるものがないか徹底的に見直すなど、書類ひとつとっても全責任が自分にあると思って取り組むと、応用できる箇所がいくつも見つかることがあります。

スピード感と質を兼ね備える、頼れるパラリーガルに

就職活動時、いくつかの法律事務所を比較検討しましたが、それぞれの雰囲気はまさに三者三様でした。AMTは、真面目さとオープンさのバランスの良さを好印象に感じ、入所を決めました。入所してからも当時と印象は変わらず、多彩なサークル活動を通じて(現在はコロナのため活動中止)、弁護士やスタッフ問わず仲が良いですし、みなさん仕事に誇りをもって丁寧に働く人が多いです。

不動産パラリーガルは、リモートワークも可能で、担当業務の都合に応じて自宅作業ができます。また、フリーアドレス制度が導入されており、出勤したときには、パーテーションで区切られた複数の席の中から自分の好きな席で作業をしています。さらに、フレックスタイム制度もあり、早く出勤したり遅く出勤したりと、各人の働きやすい時間帯に出勤することも可能です。ワーキングマザーのスタッフなどは時短勤務も活用していて、各々が心のゆとりをもって働きやすい環境づくりがしやすいように思います。私自身、産休に入る先輩から業務の引き継ぎを受けましたが、私だけではなくチームの皆がマイナスな感情を感じることなく、素直に「がんばってね」とあたたかい雰囲気で送り出しました。

そんな風に支えあいながら、とは言っても、私はまだまだ助けられてばかりですが、自分の知識量を増やして、今後は私のことを指導してくれた先輩のように、私も頼られるパラリーガルへと成長していければと思っています。丁寧さと質、そしてスピードを兼ね備えるのが、今後の目標です。

※この記事は2021年11月時点の内容を基にしています。

パラリーガル(不動産)の1日の流れ

08:30
始業
フレックスタイム制度を利用し、すこし早めに勤務を開始。昨晩から今朝にかけてのメールをチェック。案件の進捗を把握し、弁護士から戻ったレビューを確認。
09:30
報告書の作成
不動産に関する契約書を読み込み、報告書を作成。
途中、クライアントからの電話に対応。
12:00
お昼休み
同期とランチ。不動産パラリーガル以外にも、秘書や他のパラリーガルとも親しく、一緒に外出することが多い。
13:30
外出
登記取得のため外出。
14:30
弁護士と打合せ
新たな案件を受任したため、担当弁護士と不動産パラリーガルで打合せ。各自の役割分担やスケジュールを調整。
15:00
資料確認
担当が決まった新規案件について、対象不動産の資料を確認しながらスキームを把握。
16:00
開示書類のチェック
EDINET(エディネット)への提出書面を確認、修正。
17:30
報告書の作成
午前中に着手した報告書作成業務の続きにとりかかる。
18:30
業務終了
きりの良いところまで業務を終えるため、若干の残業。明日の準備をしたら、業務終了。
2017年
法学部法律学科卒業
2018年
当事務所入所、パラリーガル(不動産)に

Apply

「アンダーソン・毛利・友常法律事務所」は、アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業および弁護士法人アンダーソン・毛利・友常法律事務所を含むグループの総称として使用しております。
Apply