経営統合の経験からわかる
AMTのよさ

AMTは、何度かの経営統合を経て現在の形になっています。私は、2015年4月のビンガム・坂井・三村・相澤法律事務所(以下、ビンガム)との経営統合に伴い、AMTに参加しました。

ビンガムは、70名前後の弁護士が所属する事務所でしたが、AMTには、400名超の弁護士が在籍しており、やはり慣れるまでには少し時間がかかりました。しかし、ビンガム時代と比べてもっともよかったことは、大勢の個性豊かなパートナーたちと一緒に仕事をする機会を得たことです。依頼者やチームのメンバーに対する向き合い方、プロダクトに対するこだわりなど、ビンガム時代の数倍の数のパートナーたち、特に、業務分野の異なるパートナーたちと仕事をさせていただいたことで、目から鱗が落ちるような発見が沢山ありました。もちろん、法的な知識や情報という面でも、身近に大勢の専門家がいるので、非常に助けられています。若手の弁護士にとっては、少数の弁護士からじっくり指導を得るということもよいと思いますが、沢山のパートナーを見て学ぶということにも多くのメリットがあるのではないかと思います。

また、私は国際的な案件が業務の相当部分を占めているのですが、ビンガムに在籍していた頃は、ビンガムが米系の事務所であったため、欧米の案件が中心であったのに比べ、AMTに参加してからは、アジアや新興国の案件を担当することも増えました。AMTでは、アジアの主要都市にオフィスがあり、また若手のパートナーが各国のデスクをつとめており、どこかの国のことが問題になれば、予算や得意分野を踏まえていくつかの事務所を紹介してもらえたり、「韓国のことは誰々に聞けば大丈夫」、「タイのことは誰々に」といったかたちで、圧倒的に情報を集めやすくなりました。

「倒産弁護士」として…

私は、いわゆる「倒産弁護士」であり、財務的な窮境にある会社のための仕事や、債権者や、倒産した会社を買収するスポンサーにアドバイスする仕事を多く扱っています。そして、特に、国際倒産といわれる日本と外国の倒産手続が交錯するような案件を得意としています。就職活動をしていた修習生時代にいくつか事業再生に関する本を読んで関心を持ち、ビンガムの前身である坂井・三村法律事務所という事業再生・倒産案件の多い事務所に就職をしました。「倒産」というと暗いイメージを持たれやすいかもしれませんが、私がこの分野に入ったおそらく一番の理由は、就職活動で出会った「倒産弁護士」の方々が明るくて魅力的な方が多かったからではないかと思います。弁護士の仕事は、どのような分野でもそのような側面はあるかもしれませんが、事業再生にかかわる者としては特に、苦しい場面だからこそ、パワフルに、依頼者をCheer Upしていきたいと、常々思っています。

「仕事と子育ての両立」について

AMTには、子育てをしながら仕事をしている弁護士が大勢在籍しており、私もその一人です。ときどき「どうやって両立しているのですか?」といった質問を受けます。果たして両立できているかは別として、支えてくれる周囲の同僚や家族に感謝して、目の前の仕事をしていく、というほかに実はあまり回答がありません。

ただ、弁護士という職業が恵まれているのは、仕事の時間をある程度自分でコントロールでき、いつまでに仕上げる、という依頼者や同僚との約束を守りさえすれば、あとはなんとかできるというところでしょうか。

どのような企業や事務所で仕事をしたとしても、仕事は厳しいものです。少しでも、面白いと思える、頑張ろうと思える仕事や業務分野を見つけて、そして、自分のペースを理解してくれる仲間や職場を見つけることが大切ではないかと思います。

「教育研修委員会」の委員としての問題意識

ビンガムでは、ほぼすべてOJTで仕事を身につけましたが、AMTでは、約1ヶ月間の充実した新人研修があり、これも一つの驚きでした。体系化された研修制度は、大手法律事務所のメリットの一つであると思います。もっとも、組織が大きいと、ともすれば継続的に特定のパートナーに自分の成長を見てもらう機会は減っていく傾向があると思います。

私は今、AMTの教育研修委員会に所属していますが、教育研修委員会では、現在、「チューター制度」を改善しながら運用し、また教育研修委員会も日常的なサポートを行っており、事務所として、一人ひとりのアソシエイトにパートナーが継続的に向きあう時間を増やすよう努めています。

法律事務所はなんと言っても人が財産ですし、そして何よりも、若い弁護士の方々が、法律家としても人間としても、豊かに成長していって下さることが、よい事務所であることの必須の条件ですので、教育研修委員会の仕事は非常に重要なものだと感じています。

井出弁護士の案件ポートフォリオ

事業再生案件を中心に、会社、債権者、スポンサーなどさまざまな立場の依頼者を代理。その他、訴訟、各種契約書のレビュー等の一般企業法務に従事している。

女性

井出 ゆりYuri Ideパートナー弁護士

1999年3月
慶応義塾大学法学部(法学士)
2015年4月
統合により当事務所に参画

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