Meet Our People 03
秘書(リーガルアシスタント) 03
文学部卒業 2016年度 新卒入所

アルバイトとの意外な共通点
先読みする力

私は2016年の新卒入所で、弁護士秘書として働き始めて間もなく1年です。現在、私一人で担当している弁護士は2名。そのほかに、忙しい先輩秘書の補佐役として、2名の弁護士の第二秘書を務めています。

担当弁護士のスケジュールを把握しつつ、その進行がスムーズにいくように、さまざまなサポートをするのが私の役目です。具体的には、メールのチェック、会議室の予約とお茶出し、書類の発送準備に加え、書類の作成、資料の整理・収集、案件の進捗管理などを行っています。

この仕事の醍醐味は、自分の仕事が直接目の前の人の役に立っていることを実感できる点。指示どおりに動くことは当然で、自分で考えて行動したときに、「ここまでやってくれたんだ、ありがとう」と言われると、喜びを感じます。

私が弁護士秘書を志望するきっかけとなったのは、学生時代に個人経営の日本料理店でアルバイトをしていて、親方が次に何を必要としているのかを察知して動く仕事にやりがいを感じたことです。AMTの面接でその話をすると、「法律事務所の秘書の仕事も、とても似ている面がある。あなたならきっと秘書として働き甲斐を感じられるはず」と言われました。人をサポートする仕事という意味では法律事務所の他にも選択肢はありましたが、私は大学時代英米文学を専攻していたことから、英語を使う仕事に興味があったため、英語の書類やメールなどに目を通す機会が多い弁護士秘書という職種は、その点でも魅力的に映りました。

自主性をもって、周囲と協力して

就職活動中は、ほかの法律事務所もいくつか回っていましたが、その中でもAMTは説明会のときから雰囲気が違いました。現役のスタッフとお話しをする機会があったのですが、皆さん気さくで温かみがあって、居心地のよさそうな職場だなと思いました。女性が働きやすそうに思ったのに加えて、自分の仕事に誇りを持っている人が多かったのが印象的でした。そして、皆さん、誰に指示されるでもなく、状況に応じて自分で考えて行動していて、自主性をもって働いているんだということがとても伝わってきました。言われたことをただ受け身でやるだけではなく、やりがいを自分で見つけていきたいと思っていた私にとって、AMTはまさに理想的な環境だと感じました。

実際に働いてみて、イメージどおりの職場でしたが、一つ、うれしい誤算がありました。それぞれが自分の仕事だけをしているのかと思っていたのですが、弁護士は案件ごとにいろいろなスタッフと関わっているため、そこに担当秘書が加わり、まわりと協力しながら仕事をする場面が非常に多かったんです。一人で働くというよりは、いろいろな人を支え、また、いろいろな人に支えられながら働いている感じで、想像していた以上に仕事の面白さを感じています。忙しくて大変なときもありますが、弁護士も先輩も優しい人ばかりなので、人間関係で悩むことはありません。AMTを選んでよかったです。

充実の新人研修とサークル活動

新人研修は約1ヶ月。最初の2週間はスタッフ全体で、ビジネスマナー研修、Word、Excel、Power Pointの使い方、各種所内システムの使用方法等、事務所の一員として必要な研修が行われます。途中から職種ごとに分かれて実務の知識などを教わります。先輩秘書が講師となって、裁判所に書類を提出する際の手順などの指導があるのですが、練習問題も用意されていて、状況ごとの書類の作成方法などを具体的に学べました。細部まで添削してもらえるので、改善すべき点が理解しやすかったです。

1ヶ月の新人研修を終えると、秘書は現場に配属され、そこから教育担当秘書の監督のもとOJTが始まります。実際に作業をしてみると、研修で教わったことの理解が一段と深まりました。そして、担当の弁護士が決まった段階で、秘書として独り立ちしますが、その後もわからないことがあれば先輩達はいつでも丁寧に教えてくれます。AMTでは、「先輩から親切に教えてもらった分、自分も後輩に親切に教えたい」という気風が先輩達から後輩達へと受け継がれているようです。

所員同士の関係は、仕事中に限りません。所内には、テニス、ゴルフ、スキー、バンド、アカペラなどのサークル活動が存在します。私はバスケのサークルに参加していますが、和気あいあいとした雰囲気で、いつも練習が楽しみです。職場の風通しのよさが、サークル活動の充実にもつながっているのかもしれません。

求められる判断力と柔軟性

私たち秘書は弁護士の仕事に合わせて動きます。急ぎの案件等イレギュラーな事態が発生することも多くあり、そのため、優先順位を考えて、予定していた作業を中断し、臨機応変に対応しなければいけないこともしばしばです。秘書には的確な判断力と柔軟性が求められます。

私はまだ不慣れな部分も多く、先輩に比べると仕事も遅いので、突然急な作業を指示されると、バタバタしてしまいがち。そんな時、周囲の先輩たちが「大丈夫?」と声をかけてくれるのはいつも心強く感じます。突然の仕事も瞬時の判断でうまく捌いていく先輩たちの姿を見ると、「素敵だなあ」と思います。私も一日も早く、どんなときも落ち着いてテキパキと仕事をこなせる秘書に成長し、忙しい弁護士から安心して頼られる存在になりたいですね。

※この記事は2017年3月時点の内容を基にしています。

秘書(リーガルアシスタント)の1日の流れ

09:00
始業
担当弁護士の部屋のゴミ捨てや、デスク周りの整理整頓。
フロアにある複合機・プリンターの用紙を補充。
09:10
メールチェック
メールをチェックし、その日の仕事の優先順位を決める。
09:30
契約書の修正
前日から指示を受けていた英文契約書の修正作業や書式調整に取りかかる。
10:00
弁護士出勤
担当弁護士が出勤。スケジュールの確認後、指示された資料をコピー。
昨晩が期限の届出書に対するコメントが届いていないため、督促をすべきか確認。
その間に、さきほど修正した契約書をチェックしてもらう。
11:00
資料の印刷
弁護士の指示で、クライアントからメールで届いたExcelファイルを印刷。
大きなシートを読みやすい形で印刷するように工夫する。
12:00
お昼休み
弁護士の講義が聞ける「スタッフ向けランチタイム研修」にお弁当持参で参加。
13:30
会議のお茶出し
弁護士がクライアントと会議。必要な資料がすべて揃っているかを確認しながら、会議室に並べつつ、お茶出しを。
14:00
デューディリジェンス(DD)担当秘書チームの打合せ
明日から新規M&A案件のDDが始まるため、案件担当弁護士の秘書が集まり、役割分担と進め方を決める。
15:00
コピー・製本・発送作業
先輩秘書が別件で忙しいため、代わりにコピー・製本作業を引き受ける。
時間と闘いながら、効率良く製本を仕上げて、ニューヨーク宛の発送準備。
17:30
業務終了
無事発送を終えて、この日は定時に業務終了。退所後は同期の秘書と食事へ。
2016年
文学部英米文学科卒業
当事務所入所、秘書(リーガルアシスタント)に
アソシエイト弁護士2名を担当するほか、
パートナー弁護士2名の第二秘書を担当

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