新人研修プログラム
当事務所は、新人弁護士が企業法務の実務家となるための基礎知識やスキルを習得し、円滑に業務を開始することができるよう、入所日から約1ヶ月間の集中的な新人研修プログラムを実施しています。
1.先輩弁護士による講義・演習
パートナー、顧問その他のさまざまな先輩弁護士が自らの経験を元にそれぞれの専門分野において最低限必要とされる知識、仕事の進め方、ノウハウを解説するとともに、実践的なワークショップ(演習)を行い、新人弁護士が幅広い分野において実務に関する基礎知識と案件の進め方について理解できるようにプログラムを組んでいます。
新人研修の講義内容
- 弁護士として大成するには
- リーガルリサーチの方法
- ファイナンス概論
- プロジェクト・ファイナンスとPFI
- REITの実務
- 金融規制法(レギュラトリー)
- 保険
- インサイダー規制
- TOB規制
- コーポレートガバナンスの実務
- 企業内容開示
- 租税プラクティス
- 事業再生プラクティス
- 知財関連紛争
- 訴訟の実務
- 労働プラクティス
- 法令ができるまで
新人研修の演習内容
- 株式譲渡契約
- 実践デューディリジェンス講座
- ローン契約
- 独禁法の実務
- 法定開示書類の作成
- アセット・ファイナンス
※上記は講義・演習の一部であり、全体を網羅したものではありません。
また、テーマは毎年アップデートされます。
2. 英語教育プログラム
当事務所は国際業務を長年にわたり取り扱ってきたリーディング・ファームです。その国際業務を真の意味で取り扱える弁護士となるためには、さまざまなスキルが必要です。国際的なリーガルマインドを持つこと、クライアントや相手方に対して的確で説得的な英語を用いた表現ができること、国際的なスタンダードでの英文契約のライティングができること、欧米で一般的に用いられる法律用語を正確に理解することなどです。これらのスキルはOJT (On-the-Job-Training)により体得していくべきものですが、新人研修においては、そのスタートとしてネイティブの弁護士により各種の演習などを行い、英語を実践的に用いていただく研修プログラムを組んでいます。
英語教育プログラムの内容
- Presentation in English
- 英語の自己学習法
- How to Communicate with international Clients
- 英文基礎トレーニング
- 実践英会話
- TOEFL模擬試験
- US and EU Competition Law
3.PC研修、IT研修、文献検索ツール研修など
多様化する依頼者からの要請にスピーディーかつ的確に対応するためには、各種のソフトウェア、システム、リサーチツールを用いることが不可欠です。当事務所では、基本的な所内のシステムの用い方、所内に蓄積された情報や資料の効率的な取り出し方、的確な文書の検索その他の調査方法、文書の保存の方法、モバイル機器の使い方などの講習を行います。
4.ビジネスマナー講習
社会人としての一歩を踏み出す新人弁護士にとっては、ビジネスマナーの習得は不可欠です。会議での入室・退室その他のマナー、電話での話し方、名刺の渡し方、座席の着順、メールでのマナーその他基本的なマナーにつき、外部講師を招いて集中的にマナー講習を行っています。
5.新人歓迎旅行・各種懇親会
約1ヶ月の研修の後、実際の仕事のアサインメントが始まります。毎年その時期に新人歓迎旅行を開催し、先輩弁護士などとともに語りあう場を設けております。先輩弁護士にとっても新人の名前と顔を覚える良い機会であり、毎年多くの弁護士が参加し、新人弁護士と懇親しています。その他、事務所の同僚達と交流を深めていただくために、約1ヶ月の研修期間中にランチ・ディナーでの懇親会を開催しています。